苦情解決制度
社会福祉法人さがみ愛育会が行う渕野辺保育園、分園まほろば、すこやか保育園、分園はぐくみ、悠々、大野北高齢者支援センター、夜間保育所ドリーム、生活介護支援事業所のびやか、生活介護支援事業所キッチンハウス中央・横山・下九沢、こどもきらきら園、分園やまと及び学童保育センターひまわりの利用者からの保育や介護サービス等に関する様々な苦情や不満について適切に対応し、その解決を図るために本要綱を策定する。これは水面下に潜在していたネガティブな心情を表面上に現す解決方式としての「苦情の自由化」を推進するものと見ることができる。ここでは主に基本的人権擁護するとともに福祉施設の質的処遇向上を目指すため苦情解決の体制や手順などを明らかにすることにより、日常的な利用者との信頼関係を構築し、社会的適正化を確保するものである。
(1) 苦情への適切な対応によって、利用者の満足感を高めること。
(2) 納得のいかないこと等、一定のルールによる方法を通じて理解し、疑問を解決すること。
(3) 福祉施設内の虐待等を抑止し、利用者の基本的人権を擁護すること。
(4) 利用者が、適切な保育サービス、介護サービスを選択できるようにすること。
(5) 施設全体や処遇職員一人一人に一定の緊張感を与え、意識を高めること。
(6) 苦情等を意識せず、客観性を確保し、社会的な公正性を確保すること。
(7) 利用者や地域社会から信頼される福祉施設を目指すようにすること。
社会福祉法人さがみ愛育会監事 新倉 勝
元 小学校校長 田中 多輝子
(1)利用者への通知
福祉施設内掲示板、情報誌、えんだより、ホームぺージ等により事前に周知活動を徹底する。
(2)苦情の受け付け
各福祉施設の苦情受付担当者は、利用者からの苦情を随時受け付ける。
その際、次の事項を書面に記入し、苦情申出人に確認する。
(内容、希望、第三者委員への報告の要否、第三者委員の話し合いへの立会い要否など)
(3)苦情解決の報告
各福祉施設の苦情受付担当者は、受理した苦情をそれぞれの福祉施設の 苦情解決責任者と第三者委員に報告する。(苦情申立人が第三者委員への報告を明確に否定した場合は除く)
また匿名の苦情は、第三者委員に報告することを原則とする。
報告を受けた第三者委員は内容確認後、苦情申立人へ受理した旨を通知 する。
(4)苦情解決の話し合い
苦情解決責任者は、職員代表による苦情解決委員会を別に組織し、充分検討のうえ、苦情申出人との話し合いによる解決に努める。その際、必要に応じ第三者委員立会いによる話し合いは、一名以上の第三者委員同席による苦情内容の確認、第三者委員による話し合いは、一名以上の第三者居委員同席による苦情内容の確認、第三者委員による解決案の調整、助言、話し合いの結果や改善事項等の書面での確認により行う。
(5)苦情解決の記録と報告
苦情解決や改善経過を活かすため、次により記録や報告を重視する。苦情受付担当者は、受付から解決、改善迄の経過と結果について記録する。苦情解決責任者は、苦情解決結果や改善事項について一年毎に第三者委員に報告し、助言を受ける。
(6)解決結果
個人情報に関するものを除いて、毎年終了後に事業報告書やホームページなどを通じて苦情解決の実績を報告する。
苦情解決検討委員会にて行った苦情の内容は1件です。